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座談会 Round Table Discussion

生物学的製剤が拓く鼻科疾患の新たな治療戦略


掲載誌
鼻アレルギーフロンティア Vol.24 No.2 7-14, 2024
著者名
出島 健司 / 荻野 枝里子 / 寺田 哲也
記事体裁
抄録 / 座談会・対談
疾患領域
アレルギー・免疫 / 耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科 / 耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア

アレルギー性疾患の治療において、生物学的製剤の使用が広がりつつあります。鼻科領域においては、重症・最重症の季節性アレルギー性鼻炎に対するオマリズマブ、鼻茸を伴う慢性鼻副鼻腔炎に対するデュピルマブという二つの生物学的製剤が適応拡大により使用できるようになりました。ヒト化抗ヒトIgEモノクローナル抗体製剤であるオマリズマブは、世界で初めて季節性アレルギー性鼻炎に対して使用可能となった生物学的製剤です。一方、デュピルマブはヒト型抗ヒトIL-4/13受容体モノクローナル抗体で、術後の再発症例やステロイド抵抗性の難治性好酸球性鼻副鼻腔炎に対する有望な治療として期待されています。いずれも新規作用機序を有する医薬品のため、『最適使用推進ガイドライン』の対象となっており、適正使用が求められています。鼻科疾患の臨床および研究の第一線で活躍されるエキスパートの先生方に、生物学的製剤に関する最新の知見、治療の実際やそのインパクト、そして今後の課題について討議していただきました。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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