近年開発された鼻噴霧用ステロイド薬は、1日1回投与で強い局所抗炎症作用があり、全身的な副作用が少ないことなどから、アレルギー性鼻炎治療の有力なツールとして存在感が増しています。鼻噴霧用ステロイド薬は、国際的なガイドラインにおいてはアレルギー性鼻炎治療の第一選択薬とされており、わが国の『鼻アレルギー診療ガイドライン』(2020年版)1)においても病型を問わず通年性アレルギー性鼻炎および花粉症に対して軽症以上の患者への使用が推奨されているほか、花粉症の初期療法薬として位置付けられています。今回は、鼻噴霧用ステロイド薬に関する臨床研究に従事しながらアレルギー性鼻炎治療の診断・治療に第一線で活躍をされておられる岡山大学病院耳鼻咽喉・頭頸部外科の檜垣貴哉先生に、鼻噴霧用ステロイド薬の位置付けや現況、課題についてお話を伺いました。
花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー 鼻噴霧用ステロイド薬の現状と将来像
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.24 No.1 50-54,
2024
著者名
檜垣 貴哉
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

