わが国では、運転免許適齢人口の74.8%が自動車運転免許証を保有していることから1)、何らかの治療を受けながら自動車を運転する人は多いと想定される。事実、花粉症有病率は42.5%と人口の半数近くに達しており2)、多くの花粉症患者が花粉症の症状を抱えながら、また花粉症の治療薬による眠気の発現等の問題を抱えながら運転が必要な状況に直面している。そうしたなか、治療薬の処方に際し「この薬を服用するときは白動車運転は禁止されています」といった画一的な指導で済ませるのではなく、症状をコントロールしつつ、安全な運転を実現する指導が必要となる。今回は、車社会ともいわれる現代における花粉症治療と自動車運転の在り方について、薬学共用試験センター顧問の木津純子先生にお話を伺った。
花粉症・鼻アレルギー診療の実際
インタビュー 抗ヒスタミン薬と自動車運転
掲載誌
鼻アレルギーフロンティア
Vol.23 No.2 48-52,
2023
著者名
木津 純子
記事体裁
抄録
疾患領域
アレルギー・免疫
/
耳鼻科疾患
診療科目
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
媒体
鼻アレルギーフロンティア
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

