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特集 統合失調症の認知機能障害への治療的アプローチ―薬物療法と認知リハビリテーションの最新知見

統合失調症の認知機能障害治療薬の最新知見


掲載誌
Schizophrenia Frontier Vol.13 No.1 7-10, 2012
著者名
橋本 謙二
記事体裁
抄録
疾患領域
精神疾患
診療科目
精神科
媒体
Schizophrenia Frontier

「要約」統合失調症における認知機能障害は中核的な症状であり, 患者のQOL低下との関連も指摘されており, 患者の社会復帰を困難にしている要因の1つである. 現在, 認知機能障害の治療も視野に入れた新しい治療薬の開発が進められている. たとえば, α7ニコチン受容体作動薬は, 統合失調症患者で観察される聴覚誘発電位P50の異常を改善することから, 認知機能障害治療薬として期待されている. また統合失調症のNMDA受容体機能低下仮説に基づき, グリシン結合部位に作用するアミノ酸(D-セリンおよびグリシン)の治療効果も期待されている. さらに第2世代抗菌薬minocycline が抗炎症作用, 神経保護作用, 神経突起促進作用などを有しており, 認知機能障害に対して治療効果を有することが報告された. 本稿では, 認知機能障害治療薬として期待されているα7ニコチン受容体作動薬, D-セリン, グリシントランスポーター(GlyT-1)阻害薬, minocyclineについて考察する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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