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【覚せい剤精神病】
覚せい剤依存患者の治療と対応
掲載誌
Schizophrenia Frontier
Vol.11 No.2 30-33,
2010
著者名
狩山博文
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
精神疾患
診療科目
精神科
媒体
Schizophrenia Frontier
「要約」わが国における薬物乱用は確実に一般化, 蔓延化している. 覚せい剤問題はその中核にある. 覚せい剤依存症に対する精神科医療の取り組みは自助組織や一部の医療機関に専門化・特化されてきた. しかし, 乱用者の低年齢化, 乱用薬物の多様化, 依存患者個々における精神病理, 心理社会的問題の複雑さなどに視点を置けば, 「依存症」として一括りしたような専門的医療に頼り続けてばかりでは, 今後の治療的展開を望むことが難しい. 個別的かつ多様な治療的支援を行うためには, もともと個別性を有している従来型の精神科診療の有用性と可能性を再評価すべきである. 覚せい剤という違法薬物であっても, その依存症という病態に陥った患者に対してその心的動揺の両価性や生活史上の背景要因などに理解を示しつつ支援していくことが必要と考えられる. 「はじめに」上記の表題は本誌編集部よりいただいたものである. 「依存症の……」ではなく, なぜ「依存患者の……」であるのか.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

