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M-Review

Opinion

歩みを続ける再生医療への期待

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掲載誌
再生医療 Vol.19 No.4 11, 2020
著者名
髙戸毅
記事体裁
抄録
疾患領域
再生医療
媒体
再生医療

2020年に入り,COVID-19感染症が常に人々の関心の中心となっています。COVID-19関連論文をPubMedで検索すると35,000件以上ヒットし(ほぼすべてが2020年に入ってからの論文),“Regenerative Therapy”による検索結果の通算約24,000件をはるかに超えています。
COVID-19感染症拡大防止のため,大学や研究機関における研究活動や病院での診療が制限され,再生医療に関連する基礎研究や治験および臨床研究の実施にも大きな影響を与えています。また,COVID-19感染症の医療面のみならず経済面を含めた社会的インパクトの大きさに鑑みて,医療や研究のリソースがCOVID-19の克服に向けた取り組みに大きく割かれるのは止むを得ません。しかし,このような情勢下であっても,再生医療の実現に向けた歩みを止めるべきではありません。人類はこれまでにも様々な感染症を克服あるいは制御してきました。COVID-19感染症に対してもワクチンや抗ウイルス薬の開発に向けた様々な取り組みが行われており,近い将来にこの疾患の制御が可能となることが期待されます。一方で,失われた組織およびその機能を回復させるという我々の究極の課題の解決には,数十年,あるいは数世代以上の時を必要とします。再生医療の灯を絶やさず,これまでに積み上げられてきた知見をさらに発展させるべく,少しずつでも前進し続ける必要があります。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

再生医療2020年11月号(Vol.19 No.4)

・様々な領域の学会会員の意見交換の場となるような誌面提供

・海外での研究情報を迅速に紹介

・再生医療の実用化に向けてベンチャーの果たす役割とは

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