TOPICS(再生医療)
加齢黄斑変性の再生医療
Regenerative medicine for age-related macular degeneration
掲載誌
再生医療
Vol.14 No.1 31-33,
2015
著者名
高橋政代
記事体裁
抄録
疾患領域
眼疾患
/
再生医療
診療科目
眼科
媒体
再生医療
「iPS細胞を用いた臨床研究の開始」ヒトiPS細胞の発表以来5年間の準備を経て申請したiPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞移植の臨床研究は,関係3機関(理化学研究所,先端医療センター,神戸市立医療センター中央市民病院)の倫理委員会と,厚生労働省の審査会を経て科学審議会で承認を得て2013年8月1日に開始となった。対象疾患は網膜色素上皮(RPE)の老化によって引き起こされる加齢黄斑変性(AMD)という疾患で,網膜の中央部(黄斑)が障害されるため,全体の視野は問題ないが,見ようとするところが見えない,視力が低下して字が読めなくなるという疾患である。十数名の候補は絞っていたので,2013年8月1日から早速患者さんの最終選択を開始した。適応は50歳以上の滲出型加齢黄斑変性(網膜の外側の脈絡膜から新生血管が発生するタイプ)で矯正視力が0.3以下,現存の治療法(抗VEGF剤の眼球内注射や光線力学療法)を十分施行しても網膜下浸出液が残存するなど効果が不十分か再発を繰り返す症例である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

