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投稿論文(原著)

開業医における新型コロナウイルス感染症迅速診断キットの有用性  鼻咽頭拭い検体と鼻腔拭い検体の比較検討


掲載誌
インフルエンザ Vol.27 No.1 43-49, 2026
著者名
芝尾 敬吾 / 塩川 幸人 / 山田 健人 / 福田 徹三
記事体裁
抄録
疾患領域
感染症
診療科目
一般内科 / 感染症内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
COVID-19 / 迅速抗原定性検査 / RT-PCR / Ct 値 / 迅速診断 / 鼻咽頭拭い検体 / 鼻腔拭い検体 / A 型インフルエンザ

開業医が一般診療を行いながら発熱患者および新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑い患者を診療する際には,簡便かつ迅速でありながら,十分に正確な診断が可能であることが重要である.本研究では,鼻咽頭拭い検体(nasopharyngeal swab : NPS)および鼻腔(鼻前庭)拭い検体(nasal swab : NS)を用いた迅速抗原定性検査(rapid antigen tests : RATs)の診断精度を,RT-PCR(RT-PCRt)を対照法として比較検討した.NPS を用いたRATs は,RT-PCRt に対する陽性一致率98~100%,陰性一致率98~100%と高い一致率を示した.RT-PCRt により算出したCt 値は全陽性例でNPS がNS より低く,NS ではウイルス量が相対的に少ないことが示唆された.さらに,RT-PCRt を対照法としてRATs におけるNPS とNS を比較すると,NS の陽性一致率はNPS より低かった.2023 年冬季に流行したA 型インフルエンザ症例においても同様に,Ct 値は全例でNPS がNS より低く,SARS-CoV-2 と同様の傾向が確認された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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