地域のパンデミックプランニング
番外編エッセイ パンデミック点描─COVID-19パンデミックに関連して想うこと
第6回 嗚呼!マスカレード(仮面舞踏会)(前半)
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- 掲載誌
- インフルエンザ Vol.26 No.4 55-58, 2026
- 著者名
- 西村 秀一
- 記事体裁
- 抄録 / 連載
- 疾患領域
- 感染症 / 呼吸器
- 診療科目
- 一般内科 / 呼吸器内科 / 感染症内科
- 媒体
- インフルエンザ
筆者は,原稿の締め切りが迫るなか,焦る気持ちをおさえつつ本稿を書いている.書きながら頭のなかにはある音楽が流れている.頭から離れないといってもいい.ハチャトゥリアンの管弦楽組曲「仮面舞踏会」第一曲ワルツである.かつてあの浅田真央のフリーの演技のバックに流れていた曲といえば,「あれか!」となろう.はやいテンポでもの悲しげなメロディライン.組曲のもとになった物語自体は,誤解に基づく悲劇である. 「COVID-19パンデミックで見られたおかしなこと」を書くこの番外エッセイシリーズで,直近の3回はPCRに関する話を書いてきたが,今回はマスクの話である.マスクの話題は,いずれ書くことになる接触感染対策のおかしさや空気感染/エアロゾル感染に対する理解のおかしさとの抱き合わせの面があるが,これ単独でも2025年現在でも目に見えるかたちで残っているので,わかりやすいといえばわかりやすい.まずはその話から.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
