RSウイルス(RSV)感染症は,特に乳幼児に多く認められる急性呼吸器感染症です.感染力が高く,2歳までにほぼ全員がRSV感染症に罹患するとされ,再感染もよく認めます.また,重症化リスクも高く,2歳未満の乳幼児で年間約11.9~13.8万例がRSV感染症と診断され,その約4分の1が入院しています.特に生後6か月未満の乳児は,RSV関連で入院する乳幼児の約40%を占めます1).別の統計によると,この調査が実施された2017年と2018年には,それぞれ7人,4人がRSV感染症により死亡しています2)