免疫不全者,特に抗CD20抗体やキメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法後の血液悪性腫瘍患者といった高度免疫不全患者において,生存ウイルスの長期排出や症状の持続または再発するSARS-CoV-2感染が報告されています1).こういった患者は“long persisters”と呼ばれており2),“long COVID”または“post COVID-19 condition”とは区別されます.さらに最近の血液悪性腫瘍患者におけるCOVID-19研究では,オミクロン株の感染であっても死亡率が高く3)4),これらの患者にとってCOVID-19は依然として脅威です.
Q&A
免疫不全患者においてSARS-CoV-2感染が遷延することがあると聞きました.その臨床的特徴や対処法について教えてください.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.25 No.2 50-51,
2024
著者名
伊東 直哉
記事体裁
抄録
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連載
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Q&Aシリーズ
疾患領域
呼吸器
/
感染症
/
アレルギー・免疫
診療科目
一般内科
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呼吸器内科
/
感染症内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
免疫不全
/
dual therapy
/
SARS-CoV-2
/
COVID-19
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。