基礎
コロナパンデミック下の季節性インフルエンザの流行について
掲載誌
インフルエンザ
Vol.25 No.2 35-41,
2024
著者名
渡邉 真治
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
Key Words
季節性インフルエンザ
/
B型山形系統ウイルス
/
Global Influenza Surveillance and Response System(GISRS)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック宣言から4年が過ぎた.パンデミック当初は,その対策として実施された非医薬(医学)的介入(non-pharmaceutical interventions)(身体的距離の確保やマスク着用など)や海外渡航制限などにより,季節性インフルエンザも例外ではなく,さまざまな感染症の流行が世の中から消えたと思われるほど減少した.しかし,その対策が緩和されるにつれ,徐々に季節性インフルエンザの流行が戻り,現在ではCOVID-19パンデミック以前の流行の規模に戻ってきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。