基礎
最近のH5亜型鳥インフルエンザウイルスの動向
掲載誌
インフルエンザ
Vol.24 No.4 33-42,
2023
著者名
渡邉 真治
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
媒体
インフルエンザ
Key Words
H5亜型鳥インフルエンザウイルス
/
野鳥
/
家禽
/
哺乳動物
/
伝播
2020年以降,1997年に香港でアウトブレイクを起こしたH5亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの子孫ウイルスによる野鳥や家禽への感染が拡がり,欧州,アフリカ,アジアだけでなく,北米やこれまで確認されたことがなかった南米にまで到達した.さらに,これらの感染動物を摂食する哺乳動物での感染も拡大している.この短期間での感染拡大を受けて,ヒトへ容易に感染し,ヒト-ヒト間を伝播するウイルスの出現の可能性が懸念されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。