QUESTION & ANSWER(インフルエンザ)
臨床症状はインフルエンザですが,迅速診断キットが陰性の場合はどのようにすればよいのでしょうか.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.16 No.3 28,
2015
著者名
山口禎夫
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
耳鼻咽喉科
/
老年科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
まず,インフルエンザの迅速診断キットの特性を理解しなくてはいけません.現在市販されているキットは,特異度はおおむね98~99%と高い(キットで陽性と判定されればインフルエンザである可能性がきわめて高い)ことが特徴ですが,感度に関しては,診断時期,周囲の流行の有無に影響を受けますので,診断のうえで注意が必要です.特に発熱6~12時間以内では,ウイルス量がピークと比較して少ない関係で感度が相対的に低くなり,偽陰性の可能性があることを考慮しなくてはいけません.臨床症状に関してですが,前駆症状がないもしくは軽度で急な発熱を伴う場合,頭痛,全身倦怠感などの全身症状が比較的強く,筋肉痛・関節痛を認め,引き続き咳嗽,鼻汁の症状が強くなる場合,迅速診断キットが陰性であってもインフルエンザを疑います.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

