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第4回 インフルエンザウイルスの受容体と種特異性


掲載誌
インフルエンザ Vol.16 No.1 57-59, 2015
著者名
小澤真 / 河岡 義裕
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / 感染症
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / 耳鼻咽喉科 / 老年科 / 小児科
媒体
インフルエンザ

「インフルエンザウイルスの受容体」すべてのウイルスは,宿主細胞の蛋白質合成経路や核酸複製経路を利用して増殖します.これらの代謝経路は細胞の内部に存在するため,ウイルスが増殖するうえで,細胞内への侵入は最重要事項のひとつです.そして,ウイルスの細胞感染過程の最初のステップが,細胞表面への付着です.この「付着」は,「ウイルス側因子と宿主細胞側因子の結合」と言い換えることもできます.この時に作用するウイルス側因子はリガンド,宿主細胞側因子は受容体(レセプター)と呼ばれ,いずれもウイルスの増殖サイクルを理解するうえで非常に重要なキーワードとして頻繁に利用されています.古くから,インフルエンザウイルスと混ぜた赤血球は,凝集することが知られていました.この現象は「赤血球凝集反応(hemagglutination)」と呼ばれ,インフルエンザウイルスの検査などに利用されてきました.その後,赤血球凝集反応を担うウイルス蛋白質が同定され,「ヘマグルチニン(hemagglutinin;HA)」と命名されました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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