基礎(インフルエンザ)
H3N2 variantについて
掲載誌
インフルエンザ
Vol.15 No.2 33-37,
2014
著者名
岸田典子
/
信澤枝里
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
2012年, 米国においてブタのH3N2インフルエンザウイルスによるヒト感染事例が急増した. H3N2 variant (H3N2v)ウイルスと命名されたこのウイルスは, 鳥のウイルス, ヒトの季節性H3N2ウイルスおよび古典的ブタH1N1ウイルスの遺伝子がブタのなかで交雑して生じたトリプルリアソータントウイルスに, さらにH1N1pdm09ウイルスのM遺伝子が交雑したリアソータントウイルスである. 今のところ, このウイルスのヒト-ヒト感染は限定的で, 地域的な流行はみられず, 日本への侵入も確認されていない. 「はじめに」 2012年, 米国のブタで流行していたH3N2インフルエンザウイルスにヒトが感染する事例が米国で急増した. ブタからヒトに感染したこのH3N2 variant (H3N2v)ウイルスのヒト-ヒト感染は限定的で, 持続的な流行はみられず, 日本への侵入も確認されていない. しかし, H3N2vウイルスは, ヒトの季節性H3N2インフルエンザウイルスとは抗原性が大きく異なることから, ヒトの間で流行が始まった場合に社会・経済へ及ぼす影響は大きい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

