治療(インフルエンザ)
腎障害患者の薬剤によるインフルエンザ治療と予防
掲載誌
インフルエンザ
Vol.15 No.2 27-32,
2014
著者名
安藤亮一
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
腎臓
/
感染症
診療科目
呼吸器内科
/
腎臓内科
/
泌尿器科
媒体
インフルエンザ
腎障害・透析患者はインフルエンザのハイリスク群であり, 治療や予防における抗インフルエンザ薬の役割は大きい. オセルタミビル, ペラミビルはいずれも腎排泄であり, クレアチニンクリアランス(CCr) 30mL/分以下では, 減量が必要である. CCr10mL/分以下の高度腎不全患者における推奨投与量はいずれも定まっていないが, 透析患者における投与量については報告がある. 一方, 吸入薬であるザナミビルおよびラニナミビルも腎排泄あるいは一部腎排泄であり, AUCは腎不全で明らかに増加するが, 腎機能に応じて減量する必要がなく, 通常量を投与する. 免疫能の低下した腎障害・透析患者では, インフルエンザを早期に診断して, 抗インフルエンザ薬による治療を早期に開始する必要がある. また, アウトブレイク時あるいはそのおそれがある場合には, 抗インフルエンザ薬による予防投与が有効である. 「はじめに」 腎障害患者は, 免疫能が低下しており, インフルエンザのハイリスク群といえる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

