要旨 2009年の新型インフルエンザH1N1(H1N1pdm)のヘマグルチニン(HA)のレセプター結合部位の変異は散発的に検出されてきていた.Asp222Gly(D222G:222番目のアスパラギン酸がグリシンに変異)は重症化あるいは死亡と関連づけられてきた. 222G変異はヒト気道上皮の培養中の繊毛細胞のより多くに,222Dあるいは222Eよりも感染した.もっとも,222Dおよび222Eは非繊毛細胞をターゲットとしている.222Gは繊毛気管支上皮や肺内の上皮のα2-3シリアル糖鎖により広く結合している.これらの222Gの特徴は,重症に関与しているかもしれない.