要旨
2009年の新型インフルエンザH1N1(H1N1pdm)のヘマグルチニン(HA)のレセプター結合部位の変異は散発的に検出されてきていた.Asp222Gly(D222G:222番目のアスパラギン酸がグリシンに変異)は重症化あるいは死亡と関連づけられてきた.
222G変異はヒト気道上皮の培養中の繊毛細胞のより多くに,222Dあるいは222Eよりも感染した.もっとも,222Dおよび222Eは非繊毛細胞をターゲットとしている.222Gは繊毛気管支上皮や肺内の上皮のα2-3シリアル糖鎖により広く結合している.これらの222Gの特徴は,重症に関与しているかもしれない.
全文記事
海外文献紹介
J Virol 84:12069-12074, 2010
Liu Y, Childs RA, Matrosovich T et al:Altered receptor specificity and cell tropism of D222G hemagglutinin mutants isolated from fatal cases of pandemic A(H1N1)2009 influenza virus.
掲載誌
インフルエンザ
Vol.12 No.3 102-103,
2011
著者名
柏木 征三郎
記事体裁
連載
/
全文記事
疾患領域
呼吸器
/
感染症
診療科目
一般内科
/
小児科
媒体
インフルエンザ
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

