【特集 過食時代における高血圧の病態と最新治療ストラテジー】
肥満高血圧患者における最新治療戦略
掲載誌
血管医学
Vol.13 No.3 67-73,
2012
著者名
杉本研
/
楽木宏実
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
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高血圧
/
代謝・内分泌
診療科目
一般内科
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循環器内科
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腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
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神経内科
/
老年科
媒体
血管医学
「Summary」肥満と高血圧は密接に関係しており, 特に内臓脂肪型肥満は糖尿病, 脂質異常症, 高血圧を高い頻度で合併し, 心血管病発症の重要なリスクである. 肥満における高血圧発症の機序は, 末梢血管抵抗増大や交感神経系の亢進のほか, 内臓脂肪蓄積に伴い肥大化した脂肪細胞からのアディポサイトカイン分泌が重要である. アディポサイトカインはインスリン抵抗性や交感神経系, レニン・アンジオテンシン(RA)系を介して血圧調節に関与していると考えられている. 肥満を合併する高血圧に対しては, 心血管イベント抑制のために厳格な降圧が重要であるが, まず食事・運動療法により減量を行い, 降圧不十分であれば薬物治療を導入する. 選択すべき降圧薬として, 代謝面への影響を考慮し, アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬, アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)といったRA系阻害薬が有用である. 「はじめに」肥満は糖尿病, 脂質異常症, 高血圧をもたらし, 心血管病発症につながる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

