Summary
メタボリックシンドロームは心血管イベントの高リスク群であり,基盤病態として内臓脂肪型肥満が注目されている.脂肪組織は脂肪細胞のほか,マクロファージやリンパ球といった免疫細胞,血管構成細胞などのさまざまな細胞から構成されており,肥満においてはこれらの細胞が炎症性変化をきたし,相互作用することにより,脂肪組織の慢性炎症と機能異常を引き起こす.脂肪組織の機能異常は肥満病態の中核のひとつであり,メタボリックシンドロームに共通する慢性炎症の分子機構の解明に加え,脂肪組織の機能異常を惹起する分子機構を,脂肪組織を構成する多種の細胞とそれらの相互作用に注目して解明することが重要である.
全文記事
生活習慣病と癌の基盤病態としての慢性炎症
2 肥満の脂肪組織における炎症
掲載誌
血管医学
Vol.12 No.1 23-29,
2011
著者名
小塚智沙代
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屋比久浩市
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山川研
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比嘉盛丈
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島袋 充生
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益崎 裕章
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
/
糖尿病
診療科目
循環器内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
血管医学
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

