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M-Review

New Information of Glaucoma

EP2受容体作動薬

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掲載誌
Frontiers in Glaucoma No.57 54-60, 2019
著者名
相原 一
記事体裁
連載 / 抄録
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Glaucoma

2018年9月に世界で初めてプロスタノイド受容体EP2作動薬である0.002%オミデネパグイソプロピル点眼液(エイベリス®点眼液0.002%,参天製薬©)が承認されるに至った.1日1回の点眼で初めてラタノプロストとの直接比較試験において眼圧下降効果が非劣性となった点眼液である.1999年にわが国で0.005%ラタノプロスト点眼液(キサラタン®点眼液0.005%,ファイザー©)が発売されて以来20年,既存のβ遮断薬も含め多くの薬剤が開発されたが,ラタノプロストに比する眼圧下降効果を呈した薬剤はなかった.現在の緑内障眼圧下降薬の問題点を踏まえた開発目標は,ラタノプロストと比する眼圧下降効果を有し,1日1回点眼で終日にわたり眼圧下降効果が持続し,効果に個人差が少なく,他剤との併用が可能であることと,当然ながら副作用が少ないことであろう.このような夢のような薬剤は容易には開発されないが,今回承認されたオミデネパグイソプロピル点眼液が,どのような特徴を有し,どの要件を満たすか,その有効性と安全性を解説する.新規作用機序を有するだけに,その効果と適正使用について,理解を深めていただければ幸いである.また,本薬剤はプロスタノイド受容体EP2に結合するため,現在のPG関連薬と混乱することを避けたい.そこで,交感神経系の薬剤がβ遮断薬,α₁遮断薬,α₂作動薬と細分化されて呼称されているのと同様,受容体への作用機序で分類するほうが明確であるため,本稿では既存のPG関連薬4剤をまとめてFP作動薬,オミデネパグイソプロピル点眼液をEP2作動薬と呼ぶことにする.今後もそのような分類群で記載されることが望ましいと考える.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Frontiers in Glaucoma2019年57号

「緑内障」を中心に眼科疾患の最新知識,情報を平易に解説。

実地診療に役立つノウハウを盛り込んで,情報交換の場としての機能を目指します。

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