New Information of Glaucoma
SD-OCTを用いた日本人正常眼網膜神経線維層厚の三次元的解析
掲載誌
Frontiers in Glaucoma
No.44 28-33,
2012
著者名
平澤裕代
記事体裁
抄録
疾患領域
眼疾患
診療科目
眼科
媒体
Frontiers in Glaucoma
「はじめに」緑内障は原因不明の網膜神経節細胞死から始まり, 網膜神経線維層(RNFL)の菲薄化, 視神経乳頭の形態的変化を生じるが, これら器質的異常は緑内障性視野異常の検出に先行することが知られている1)2). 器質的変化を可視化する画像診断技術の発達には著しいものがあるが, 2006年に登場したスペクトラルドメイン方式を用いたSD-OCT(spectral domain-optical coherence tomography)は, 客観的データに基づいた緑内障診断および進行度評価を可能にし得るとして期待されている. 本研究3)では, まず緑内障の器質的変化の1つであるRNFL菲薄化を検出するその基盤として, 日本人正常眼におけるRNFL厚(RNFLT)データを収集しその特徴を明らかにすることを目的とした. 「対象と方法」今回の研究は, 3D OCT-1000(TOPCON)を用いて測定した日本人正常眼の視神経乳頭周囲, 黄斑部領域のRNFLTおよび網膜全層厚に関する規範的なデータベース作成, 同OCTを用いた緑内障眼の進行解析プログラムの開発, を目的とした7施設(東京大学, 新潟大学, 金沢大学, 群馬大学, 大阪大学, 京都大学, 多治見市民病院)共同プロジェクトの一環として行われた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

