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喘息/COPDの基礎研究最前線

アレルギー炎症反応におけるヒスタミン遊離因子の役割


掲載誌
International Review of Asthma & COPD Vol.14 No.3 21-25, 2012
著者名
柏倉淳一 / 羅智靖
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器 / アレルギー・免疫 / 皮膚疾患
診療科目
一般内科 / 呼吸器内科 / アレルギー科 / 皮膚科 / 老年科 / 小児科
媒体
International Review of Asthma & COPD

マスト細胞はアレルギー炎症において重要な役割を有する細胞である. マスト細胞は活性化すると, さまざまな化学伝達物質(ヒスタミン, ロイコトリエンおよびサイトカイン/ケモカインなど)を遊離・産生し, 血管透過性の亢進, 平滑筋収縮および炎症性細胞浸潤を誘起する. この結果, 気管支喘息患者では気管支収縮や気管周囲へのリンパ球や好酸球浸潤を促し, 喘息反応を引き起こす. 今までマスト細胞の活性化には, 特異的抗原のみならず, さまざまな分子の関与が報告されており, その1つにヒスタミン遊離因子(histamine-releasing factor;HRF)がある. HRFは遅発相のアレルギー炎症局所で発現が上昇しており, ヒト好塩基球を用いた実験から, IgE依存性に好塩基球を活性化する液性因子であることが示されているが, その受容体やどのようにアレルギー炎症に関わっているかは近年まで不明であった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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