知って得するワンポイントアドパイス
HAS-BLEDスコア
掲載誌
脳と循環
Vol.18 No.3 66-69,
2013
著者名
星野晴彦
記事体裁
抄録
疾患領域
脳血管障害
診療科目
循環器内科
/
脳神経外科
/
神経内科
媒体
脳と循環
[HAS-BLEDとは] 心房細動症例での重篤な出血の予測因子として, Euro Heart Surveyの3,978例で検討され, 提唱されたスコアである(図1)1). Euro Heart Surveyの検討では, 全症例でのC統計量は0.72, 経口抗凝固薬症例で0.69, 抗凝固薬+抗血小板薬内服例で0.78, 抗血小板薬症例で0.91, 抗血栓薬の非内服例で0.85であり, 抗血栓薬内服の有無にかかわらず心房細動症例において重篤な出血の危険性を予測することが可能である1). 182,678例を対象としたSwedish Atrial Fibrillation Cohort Studyでの検証でも, 心房細動患者の出血のリスクの予測スコアとしての有用性が示されている(図2)2). [他のスコアとの比較] 出血を予測するスコアとして, 心房細動のMedicare 3,791例で提唱されたHEMORR2HAGES 3)と, 9,186例を対象としたAnticoagulation and Risk Factors in Atrial Fibrillation (ATRIA) Studyで提唱されたスコア4)に含まれる項目を比較すると, いずれにおいても高齢者, 高血圧, 腎機能障害, 出血既往や出血傾向が含まれており, これらが普遍的な危険因子であることがわかる(表).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

