【特集 脳虚血に対する血管内治療の役割】
頭頸部主幹動脈急性閉塞に対する急性期血行再建:血栓回収デバイスの治療成績
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- 掲載誌
- 脳と循環 Vol.18 No.1 31-41, 2013
- 著者名
- 田中悠二郎 / 中原一郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 脳血管障害
- 診療科目
- 脳神経外科 / 神経内科 / 手術・救急 / 放射線科
- 媒体
- 脳と循環
「SUMMARY」 Merci Retrieval System, Penumbra Systemの認可によって, 脳主幹動脈急性閉塞に対する血管内治療は多様性を増し, 再開通率が飛躍的に向上しつつある. 一方で, 使用するデバイスの判断に迷う症例, デバイス特有の合併症により治療を中途で断念せざるを得ない症例も散見され, 必ずしも再開通率の向上が予後の改善に結びついていない可能性がある. さらなる予後改善のためには, 適応基準の遵守のみならず, 血栓の分布や性状・狭窄病変の有無に応じた適切な治療戦略の確立が求められている. 「はじめに」 2010年11月に血栓回収デバイスであるMerci Retrieval System(Concentric Medical, Mountain view, CA, USA:以下, Merci)(図1A), 2011年11月にPenumbra System(Penumbra, Alameda, CA, USA:以下, Penumbra)(図1B)が相次いで認可されたことにより, わが国でも脳主幹動脈急性閉塞に対する組み換え組織プラスミノーゲンアクチベーター(recombinant tissue plasminogen activator:rt-PA)静注療法(IV rt-PA)無効例, あるいはIV rt-PA適応外症例に対して, 血管内治療による急性期血行再建術が確立されつつある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
