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TIA―update―

TIAの病態とABCD²による診断


掲載誌
脳と循環 Vol.15 No.1 27-31, 2010
著者名
大星博明
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
脳血管障害
診療科目
脳神経外科 / 神経内科 / 眼科 / 手術・救急 / 放射線科
媒体
脳と循環

「SUMMARY」一過性脳虚血発作は, 脳梗塞にしばしば前駆し, warning signとして重要であるが, 専門医以外にはその診断が難しい. 近年の画像診断の進歩により, 症状が消失していても病変を描出できる症例が増加しており, かかる症例は脳梗塞とするという定義の変更が提唱されている. 一方で, ABCD2 scoreなどの簡易評価法を用いて, 脳梗塞への移行率が高い集団を早期に診断する戦略が奏功しつつある. 発症初期の的確な診断に基づいて, 迅速に入院の適応を判定し, 病態に応じた治療を開始することが重要である. 「はじめに」Transient ischemic attack(TIA)は, 1951年にFisherが命名したもので1), 邦訳では一過性脳虚血発作と「脳」が加えられている. 血流不全によって虚血性局所神経症状が一過性に生じるという概念は理解しやすいものの, その定義や病態については長く論議がなされている. また, 近年の画像診断の進歩により, 病変を描出できる症例が増加している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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