What's New in protease inhibitor
DIC治療における合成プロテアーゼインヒビターの意義
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.19 No.4 91-99, 2012
- 著者名
- 高橋芳右
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 血液 / 感染症
- 診療科目
- 血液内科 / 麻酔科 / 手術・救急
- 媒体
- Surgery Frontier
「Summary」播種性血管内凝固(disseminated intravascular coagulation;DIC)の治療の基本は基礎疾患の治療, 各種メディエーターの制御, 抗凝固療法および補充療法であるが, 実際のDIC治療にあたっては抗凝固療法をいかに行うかが重要となる. DICの治療に用いられている抗凝固薬にはヘパリン製剤, アンチトロンビン製剤, 卜ロンボモジュリン製剤と合成プロテアーゼインヒビターがある. 合成プロテアーゼインヒビターにはナファモスタットメシル酸塩およびガベキサートメシル酸塩があり, その特徴はアンチトロンビン非依存性に直接トロンビン, Xa因子などに作用して抗凝固作用を示すこと, そして出血症状の増強・惹起性がないことである. このため特に線溶亢進型・出血型DICによい適応となる. また, 活性化好中球からの顆粒球エラスターゼ放出抑制, 刺激を受けた単球/マクロファージからのHMGB1放出抑制, NF-κB活性化抑制, 炎症性サイトカイン産生抑制など白血球系に対する作用も知られているが, この面での臨床的評価はまだ得られていない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
