Summary  経皮的な腎臓癌のRFAは2000年前後から欧米諸国や本邦で開始されたが,約10年間を経て高い局所制御率があることが判明した。誘導画像としてはCTが最適であり,局所麻酔下に短時間で治療可能な低侵襲治療である。比較的大きな腫瘍には術前に動脈塞栓術を行うと治療効率がよい。外科的切除が全身状態などで困難な患者が現在の適応であるが,片方の腎臓をすでに摘出している単腎患者,Von Hippel-Lindau病などの遺伝病患者で腎臓癌が生涯多発する可能性のある患者は,RFAの極めてよい適応と考えられる。腎外に突出している腫瘍が手技も容易で合併症が少ない。良好な予後を求めるには,転移や静脈浸潤のある患者は対象とならない。経過観察や評価はCTあるいはMRIで行うが,腫瘍径3cm以下ではRFA後の腫瘍の完全壊死率は100%である。合併症としては血尿,尿閉,腎周囲血腫などがあるが,頻度は低く,また,腎機能の低下も通常見られない。