はじめに
凝固処置が腫瘍外科治療技術において意義あるものと認められるためには,少なくとも局所療法としての根治性の追求,その結果として生命予後の改善,そしてQOLの可能な限りの貢献が得られること,そしてその技術の操作性に安全性が保障されていること,などを満たさなければならない1)。中でも,腫瘍に対する熱凝固療法に期待が寄せられてきた歴史は長く,併せて極細血管から中程度の太さの血管を損傷させずに処理し得るならば,利便性と安全性の点で外科技能を支援することにつながり,その意味で振動機器の生体への応用に力が注がれてきた2)。本特集の目的は腫瘍に対する熱凝固療法の今日的意義を紹介することを主軸としているが,序論としての本稿では熱凝固療法の歴史そして各種法の紹介について,止血制御および腫瘍制御の両面から概説させていただく。
全文記事
悪性腫瘍に対する熱凝固療法の適応と限界
特集によせて 熱凝固療法―歴史,種類,適用―
掲載誌
Surgery Frontier
Vol.18 No.3 11-18,
2011
著者名
平田 公一
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水口 徹
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川本雅樹
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今村将史
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中村幸雄
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太田 盛道
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山谷依子
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森井由香
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木村康利
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
癌
診療科目
一般外科
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泌尿器科
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手術・救急
/
消化器外科
媒体
Surgery Frontier
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

