クラウド対応小型モバイルCTGの登場で,妊婦自身によるCTGの自己装着と,データのリアルタイムな遠隔監視が可能となった。これらの技術革新により,今後ハイリスク妊娠での在宅CTGモニタリングや,母体搬送中のCTGモニタリングが一般臨床に応用される可能性がある。また,現在各地域におけるCTGモニタリングの多施設ネットワーク化の動きが広がりつつあり,より質の高い周産期医療の提供に寄与することが期待される。