婦人科医療用画像においてもAIの応用が進められており,モダリティとしてはコルポスコピー,MRI,CT,子宮鏡,超音波画像などにおいて研究されている。主に正常,良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別に用いられることが多く,子宮頸がん,子宮体がん,卵巣がん,子宮肉腫などの婦人科悪性腫瘍が対象である。他の報告として婦人科悪性腫瘍における予後予測,再発予測なども散見される。手術動画についても深層学習における研究が報告されているが,婦人科分野は現時点では少ない。われわれの研究として婦人科がんの低侵襲手術のナビゲーションシステムの開発が進められている。
特集 産婦人科における先端情報処理技術の展開
婦人科医療用画像へのAIの応用
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.30 No.2 15-19,
2023
著者名
曾根 献文
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
深層学習,畳み込みニューラルネットワーク(CNN),画像認識,良悪性診断,自動診断
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。