婦人科医療用画像においてもAIの応用が進められており,モダリティとしてはコルポスコピー,MRI,CT,子宮鏡,超音波画像などにおいて研究されている。主に正常,良性腫瘍と悪性腫瘍の鑑別に用いられることが多く,子宮頸がん,子宮体がん,卵巣がん,子宮肉腫などの婦人科悪性腫瘍が対象である。他の報告として婦人科悪性腫瘍における予後予測,再発予測なども散見される。手術動画についても深層学習における研究が報告されているが,婦人科分野は現時点では少ない。われわれの研究として婦人科がんの低侵襲手術のナビゲーションシステムの開発が進められている。