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M-Review

脳におけるエストロゲンの見えざる作用

第31回 エストロゲンと脳の性

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掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.28 No.4 71-76, 2021
著者名
武谷 雄二
記事体裁
抄録 / 連載
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY

一般に,男女の識別は身体的構造の違いで語られることが多いが,最も重要な性差は脳である。なぜならば脳の性は性格,行動,得意とする能力,職業,生き方など,われわれの営みの多くに影響を及ぼしているからである。また,脳の性はパートナーの選別,生殖行動にも関わっており,ヒトという種の存続のためには脳の性差が不可欠となる。いわば男女の違いは脳の性差に帰するといっても過言ではない。身体的性差は脳の性が欲する願望を実現するための装置という位置づけができる。しかしながら,脳の性差はあまりに自明であり,しかも形而下で認識されにくいため科学的俎上に乗せられることはあまりなかった。本稿では主に実験動物を用いた研究で得られた知見をもとにして,脳の性差がどのように決定されるかを眺めてみたい。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY2021年12月号(Vol.28 No.4)

本誌は,現在,飛躍的な進展をみせている国内外のホルモン研究の最前線と,生殖医学の実践にいかに導入するかを,平易なレビュー形式で紹介。臨床医家が「女性ホルモン」研究にあたって参考となるような情報を網羅し,わかりやすい解説を目ざしている

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