脂質検査は10時間以上の絶食後に採血を行い,総コレステロール(TC),中性脂肪(TG),高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)濃度を測定し,Friedewaldの式(TC−HDL-C−TG/5)から低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)を推測するか,直接法で測定する。TGが400mg/dL以上や食後の場合にはnon HDL-C(TC−HDL-C)か,LDL-C直接法を使用する。LDL-Cが140mg/dL以上を高LDL-C血症,HDL-Cが40mg/dL未満を低HDL-C血症,TGが150mg/dL以上を高TG血症,non HDL-Cが170mg/dL以上を高non HDL-C血症と診断する。
特集 女性医学からみた脂質代謝異常
脂質異常症の検査とその診断
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.28 No.4 21-25,
2021
著者名
若槻 明彦
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
中性脂肪(TG),総コレステロール(TC),LDLコレステロール(LDL-C),HDLコレステロール(HDL-C),閉経後女性
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。