脂質は体内の非常に効率のよいエネルギー源であるとともに,ホルモンや遺伝子の材料,栄養素の吸収や運搬,体温調節,栄養素の合成などさまざまな役割をもつ。

また,中性脂肪やコレステロールは動脈硬化性疾患の成因と密接に関連しているため,これらの代謝の基礎はその治療と深く関連があり重要である。