自傷行為とは,意図的に行われる自己身体を損傷する行為の総称である。希死念慮を伴うなどの重症のケースは,精神科的な対応が必要になるが,大多数は家族や周囲の人々からの支持を得て,自傷を行う状態から脱することができる。自傷行為には,思春期における社会の独立したメンバーになるという心理社会的な課題や第二次性徴発現などの身体的変化への適応といった多くの課題に直面して生じる混乱とみることができる。また,その発生に女性ホルモンの関与が想定されており,月経周期やホルモン動態との関連についての研究が進められている。
特集 思春期を再考する
思春期女性の自傷行為
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.27 No.3 55-58,
2020
著者名
林 直樹
記事体裁
抄録
/
特集
疾患領域
代謝・内分泌
/
精神疾患
診療科目
精神科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
心療内科
/
小児科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Key Words
自傷行為(self-injury),思春期(adolescence),精神科治療(psychiatric treatment),女性ホルモン(female sex hormone)
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

