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目で見るエストロゲンの生殖器外作用

エストロゲンと血管機能


掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.21 No.2 4-8, 2014
著者名
林登志雄
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 高血圧 / 代謝・内分泌
診療科目
一般内科 / 循環器内科 / 産婦人科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY

「はじめに」女性の虚血性心疾患発症率は閉経後に急増し, 75歳以上ではかなり男性の発症率に近づく. 糖尿病合併時のリスクはさらに高く, 男性を凌駕しうる. 原因はエストロゲンの血管機能への作用である. エストロゲンには骨吸収抑制作用に加え, 更年期障害, 脂質代謝異常や血管(内皮)機能の改善を認める一方, 子宮内膜癌, 乳癌, 静脈血栓症などのリスクもある. 本稿では血管機能への関与についてin vivo, in vitroの成績, 機序などから述べる. 「I. 性差とエストロゲン」高齢者では, 悪性腫瘍より動脈硬化性疾患が死因の上位を占める(ヒトは血管とともに老いる). 家族性脂質異常症では血清脂質に性差を認めないが, 心疾患発症年齢に約20年の性差を認め, コレステロール負荷動物実験ではエストラジオール(E2)投与は顕著に動脈硬化発症を抑制するが血清脂質変動はわずかである. E2の抗動脈硬化作用の50%以上は脂質変動以外の作用, つまり血管壁への直接作用によると考えられる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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