【特集 思春期女性のヘルスケア】
早発思春期
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.21 No.1 17-21,
2014
著者名
綾部琢哉
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
小児疾患
診療科目
産婦人科
/
小児科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」近年, 中枢内分泌領域の新知見が集積してきており, 思春期発来機構の概念も変わりつつある. インスリン抵抗性が思春期発来に関与し, その治療により初経を遅らせることが可能であったとの報告もみられ, 思春期の状況が本人の将来の疾病発症に関わってくる可能性についても指摘されはじめている. これは子宮内環境が胎児の将来の, いわゆる生活習慣病に影響する可能性の報告とも相通じる話題であり, 成人の疾患が胎児から思春期における内分泌代謝機能からも影響されうる, という新たな視点を与えるものであろう. 本稿は, 日本産科婦人科学会編「産婦人科研修の必修知識2013」に筆者が記載した内容を改変したものである. 「思春期発来機構」中枢内分泌機構の新知見については他稿に譲る. 思春期の発来には一定の体重が必要であり, レプチン1)をはじめとするアディポサイトカインの関与が推定される2). 思春期は身長の急激な伸長がみられ, このためには摂食量の増加が必要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

