Summary
プロラクチンは腫瘍増殖に関して,増殖因子としてオートクライン・パラクライン的に作用することが考えられている。癌組織においては,プロラクチン受容体(PRLR)の過剰発現がオートクライン・パラクラインループによる過剰な活性化を通じて腫瘍増殖に関与していることが推測される。PRLRアンタゴニストは,受容体に結合するものの受容体を活性化せず,競合作用によって内因性プロラクチンの効果を抑制する。現在,PRLRアンタゴニストについての研究が乳癌や前立腺癌における新たな癌治療戦略として注目され,他の治療法との併用効果について検討されている。
Key words
●プロラクチン(PRL) ●プロラクチン受容体(PRLR) ●PRLRアンタゴニスト
全文記事
プロラクチンの生理・病理の新展開
腫瘍とプロラクチン―新たな癌治療戦略―
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.18 No.3 91-99,
2011
著者名
安井 敏之
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
癌
診療科目
一般外科
/
泌尿器科
/
腫瘍内科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

