Summary
深刻な性腺機能低下症をおこす高プロラクチン(PRL)血症の病態は多彩であるが,頻度,治療の必要性からプロラクチノーマが最重要疾患である。プロラクチノーマの治療はドパミン作動薬を用いる薬物療法が第一選択で,今までのブロモクリプチンよりも安価,強力で,副作用の少ないカベルゴリンが用いられる。外科手術は行われなくなった。カベルゴリンの登場により高PRL 血症性不妊症の回復,そして腫瘍の消滅(治癒)も大いに期待できる時代になりつつある。
Key words
●プロラクチン ●高プロラクチン血症 ●プロラクチノーマ ●不妊症 ●カベルゴリン
全文記事
プロラクチンの生理・病理の新展開
プロラクチン産生下垂体腺腫の治療の最新の考え方
掲載誌
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
Vol.18 No.3 67-71,
2011
著者名
三木伸泰
/
小野昌美
/
市原 淳弘
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。