1から学ぶ肺高血圧症(PH)―飛躍的に改善したPHの予後について,最新の診断と治療から学ぶ
[6]小児の肺高血圧症
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- 掲載誌
- 血栓と循環 Vol.24 No.1 80-85, 2016
- 著者名
- 土井 庄三郎
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 呼吸器 / 小児疾患
- 診療科目
- 血液内科 / 小児科 / 循環器内科 / 呼吸器内科
- 媒体
- 血栓と循環
「1 はじめに」2013年にNiceで開催された第5回肺高血圧(pulmonary hypertension: PH)ワールドシンポジウム(Nice会議)で,初めて小児PH 1)が1つの独立したタスクフォースとして検証され,最後のセッションで取り上げられた.その結果小児PHの特徴として,肺の発生成長過程の異常によるユニークなPHが存在すること,特発性/遺伝性(idiopathic heritable)または先天性心疾患(congenital heart disease: CHD)に伴う肺動脈性肺高血圧(pulmonary arterial hypertension: PAH)が大半を占めることや,浮腫を伴う右心不全症状が表れにくいことなどが提示された.しかし病態の発症機序,分類2),治療の反応性や予後などを考えた場合,小児PHと成人PHは相違点よりも類似点が多いことから,現段階では診断基準3)や治療アルゴリズム4)は成人と同じものを使用することとなった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
