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M-Review

特集 血栓性微小血管症(TMA)

7.aHUS(非典型溶血性尿毒症症候群)の遺伝子解析

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掲載誌
血栓と循環 Vol.24 No.1 34-42, 2016
著者名
宮田 敏行 / 秋山 正志 / 中村 敏子
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌 / 血液
診療科目
血液内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
血栓と循環
Key Words
非典型溶血性尿毒症症候群/補体/エクリズマブ/血管内皮細胞障害

「論文のポイント」

[1]aHUS患者の約半数に,補体因子,補体制御因子,凝固関連因子の遺伝子変異,および抗CFH抗体が同定される.

[2]aHUS患者に同定された補体因子および補体制御因子のアミノ酸変異は,異常分子の機能解析や立体構造モデリング,機能予測アルゴリズムなどから,機能獲得変異もしくは機能喪失変異であることが検討されている.

[3]遺伝子変異や自己抗体の有無は,aHUSの重症度の予測や移植後の再発リスクの予測,また抗補体薬エクリズマブの選択に繋がる可能性があり,その重要性は増している.

[4]細胞内のシグナル分子であるアラキドン酸含有ジアシルグリセロールをホスファチジン酸に変換する酵素DGKEの劣性変異(ホモ接合体変異もしくは複合ヘテロ接合体変異)が,1歳未満で発症するaHUS患者に同定された.

[5]DGKE遺伝子変異以外の遺伝子変異は,必ずしもaHUSを発症するものではなく,不完全な疾患発症の浸透度を示す.

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

血栓と循環2016年7月号(Vol.24 No.1)

血栓 (症) をめぐる様々な話題を,主として臨床的側面から捉え,平易でプラクティカルな解説を加えてゆく。血栓症の診療に携わる各科臨床医を対象に,レビュー形式による特集企画および各種連載企画を中心に構成する。


【休刊のお知らせ】

平素より格別のご高配を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

この度学術雑誌「血栓と循環」は、諸般の事情によりVol.24 No.1をもちまして休刊させていただくこととなりました。本誌は、血栓症にまつわる循環器疾患関連テーマの特集・連載のほか、血栓症のガイドラインや大規模臨床試験データブック、Q&Aシリーズ等の特大号も度々刊行してきました。最新の知見や実践を踏まえた内容を提供させていただきました。

1993年の創刊より24年の長きにわたり、本誌を支えていただきました読者の皆様、ならびにご執筆いただきました先生、編集委員・編集御協力の先生方に心より御礼申し上げます。


2016年7月

株式会社メディカルレビュー社

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