1から学ぶ閉塞性動脈硬化症(ASO)
No.9 ASO治療―(2)薬物治療
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- 掲載誌
- 血栓と循環 Vol.21 No.3 52-55, 2013
- 著者名
- 西部俊哉
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 糖尿病 / 腎臓 / 脳血管障害
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 心臓血管外科 / 脳神経外科 / 腎臓内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 神経内科 / 老年科
- 媒体
- 血栓と循環
[はじめに] ASOの病期は臨床症状によって無症状, 間歇性跛行, 安静時疼痛, 潰瘍・壊疽の4段階に分類される(Fontaine分類). 側副血行路の形成や末梢血管抵抗の低下などの代償機能が働くと無症状(Fontaine I度)で経過するが, それが破綻すると下肢症状が出現する. 間歇性跛行(Fontaine II度)は骨格筋の相対的な虚血であり, 安静時痛(Fontaine III度)や潰瘍・壊疽(Fontaine IV度)のような重症虚血肢は皮膚微小循環が非可逆的に障害される. また, ASOは全身の動脈硬化性疾患の一部分症であり, 脳血管疾患や虚血性心疾患, 腎機能障害などを高頻度に合併し, 生命予後の悪い疾患である. そのためASOの薬物治療は(1)生命予後を改善すること, (2)下肢症状を軽減することの2つが目標となる. [ASOに使用される薬剤] 本邦でASO治療薬として厚生労働省から認可されている経口薬は, 欧米と比較して選択肢が非常に豊富である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
