特集 CKDと血栓 Anti-thrombosis and CKD―A new perspective for an old paradigm―
Ⅱ.腎不全と血栓 3.CKDと動脈硬化
掲載誌
血栓と循環
Vol.21 No.2 34-37,
2013
著者名
伊苅 裕二
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
/
腎臓
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
腎臓内科
/
泌尿器科
媒体
血栓と循環
「論文のポイント」[1]CKDは心血管疾患のリスクであり, 心筋梗塞, 脳卒中の発症およびその死亡率が増加する. [2]CKD例には, 動脈硬化疾患のスクリーニングがされるべきである. [3]CKDによる動脈硬化のメカニズムは十分に解明されていない. [4]透析例における動脈硬化は, 石灰化が非常に強く, 薬剤溶出性ステントの反応も異なることから, さらに異なるメカニズムである可能性がある. [5]透析例の心筋梗塞の診断は困難であるが, 心筋梗塞を疑い患者の調子が悪い時には心電図を取ってみるのも良い. 「心血管疾患はCKDの終末像」慢性腎臓病(CKD)は, 腎臓疾患であり, その終末像は末期腎不全である. ところが, CKDに関しては, 末期腎不全および心臓血管疾患の2つがそのエンドポイントとガイドラインにおいても記されている. 腎臓疾患が進行して心臓血管疾患というのは矛盾ではないか?と考えられるのであるが, CKDと心臓血管疾患の強い関連から, 「心腎連関」とも呼ばれ, もはや疑いのない事実として確立されてきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

