医療と哲学
第49回 医学の哲学(1)医学の前提を問い直す―科学論と医学の全体像―
掲載誌
THE LUNG perspectives
Vol.24 No.1 104-107,
2016
著者名
杉岡良彦
記事体裁
抄録
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
THE LUNG perspectives
「「哲学」と「医学の哲学」」「哲学」という言葉を聞いて,読者の先生方はどのようなイメージが心に浮かぶでしょうか? 医学部で通常講義される「哲学」は,1年目に,いわゆる一般教育のなかで行われることがほとんどだと思います。せっかく医学部に入学したのに,なぜアリストテレス,プラトン,デカルト,カント,ハイデガーなどを勉強しないといけないのかと不満に思っておられた先生が実は多い(ほとんど)ではないかと思っています。多くの医師にとって,医学教育での「哲学」は,「面白くない」講義,「無駄な」講義の代表かもしれません。今回から4回に分けて紹介するのは,先生方の記憶にあるあの「哲学」ではなく,「医学の哲学(philosophy of medicine)」です。名だたる歴代の哲学者やその学説を論じるのではなく,「医学」そのものを哲学する学問です。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

