「Summary」過敏性肺炎は特定の抗原に対するアレルギー反応によって起こる間質性肺炎である. 原因抗原の量, 種類, および肺内での抗原の動態によって急性あるいは慢性に進行する. 真菌による過敏性肺炎は急性が多く, 鳥関連では慢性が多い. さらに, 喫煙や遺伝的因子などの外的内的因子により修飾され疾患の進行は多様になる. 病理組織学的に通常型間質性肺炎(UIP)パターンを呈すると予後不良であり, Th1/Th2ケモカインバランスとの関連が注目されている.
「はじめに」過敏性肺炎は, 感受性のある個体において, 特定の抗原[動物由来タンパク(鳥など), 真菌/細菌, あるいは無機物(イソシアネートなど)]に対する特異抗体(III型アレルギー)と感作リンパ球(IV型アレルギー)が肺局所で反応して発症する間質性肺炎である. 臨床的には急性と慢性に病型が分類されるが, これらのアレルギー反応は外的内的要因によってさまざまに変化するため(図1), 病型や疾患の進行に多様性を生じる1).
「Key words」急性, 慢性, 喫煙, 遺伝的因子, Th1/Th2