Summary  『在宅呼吸ケア白書2010』に示された日本呼吸器疾患患者団体連合会による「呼吸ケア白書を踏まえた要望」として,療養生活環境の整備,福祉制度・サービスの充実,患者の社会生活に溶け込む在宅呼吸ケアの体制づくり,患者会の活性化に関する要望が示された。白書でHOT患者が回答した療養生活,指導に対する要望の上位3項目は,療養生活に関するさらなる指導(主に呼吸リハビリテーション),増悪を早期に発見する方法,福祉制度の具体的な活用法であった。介護保険では,介護保険を利用しているにもかかわらず介護状況が変わらない,悪くなったと56%のHOT患者が回答した。停電や災害への不安を49%のHOT患者が抱いていた。緊急時・災害時の対応システムの確立,患者への情報提供の徹底は急務である。携帯用酸素ボンベ,携帯用ボンベカートへの満足度は5年前と同様に低く,HOT患者のADL・QOLを向上させる携帯性に優れた携帯用酸素器具の開発に取り組む必要がある。