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M-Review

【特集 高尿酸血症・痛風の疫学における最近の話題】

3.変形性関節症(OA)と痛風─OAが痛風発症に与える影響,あるいは痛風のOA発症に与える影響について─

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掲載誌
高尿酸血症と痛風 Vol.24 No.2 26-29, 2016
著者名
益田郁子
記事体裁
抄録
疾患領域
膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
一般内科 / リウマチ科
媒体
高尿酸血症と痛風

変形性関節症(OA)と痛風の関連は多くの疫学研究で示されている。しかし,互いの発症にそれぞれがどのような機序で関与するかは明らかでない。痛風結晶そのものの軟骨細胞障害作用や,痛風結晶貪食や,高尿酸血症によるインフラマソームの刺激と炎症性サイトカイン産生促進による骨びらんや関節損傷がOAを引き起こす可能性が示唆される仮説と,発作間歇期においても微小な炎症が結晶周囲に継続しており,これが慢性の滑膜炎や軟骨びらんを生じOA変化を起こす可能性がある。一方,さまざまな疫学研究や基礎研究でOAの生じた関節軟骨に尿酸塩結晶が凝集・析出沈着しやすく,痛風を惹起する可能性も示唆されている。いずれにせよこれら相互の機序を解明していくことで,今後の痛風やOAの診断・治療に役立つ可能性がある。
「key words」変形性関節症(OA),痛風,尿酸塩結晶,高尿酸血症,IL-1β

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

高尿酸血症と痛風2016年9月号(Vol.24 No.2)

現在において壮年層のおよそ20%が高尿酸血症を呈している状況を鑑みると,今や痛風は糖尿病と並ぶ現代成人病の一つと考えられる。本誌は,高尿酸血症を核として,プリン体代謝から痛風までの諸問題を幅広く取り上げ,基礎研究者はもとより,整形外科をも含む直接臨床に携わる各科の方々の研究・診療の一助となるべく,毎号,最新の研究・情報を提供する。

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【特集 高尿酸血症・痛風の疫学における最近の話題】

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