「Summary」ヒトの研究において,高尿酸血症は高血圧の発症と密接に関連することが明らかとなってきている。これをふまえて,以下に高血圧を合併した高尿酸血症患者の治療方針を示す。
①高血圧合併高尿酸血症患者に対しては,高尿酸血症の発症に関連する生活習慣を同時に改善するために,まず生活指導を行う。
②薬物療法は血圧管理を優先し,可能な限り尿酸代謝に悪影響を及ぼさない降圧薬を優先して用いることが望ましい。
③生活指導ならびに尿酸代謝に好ましい降圧薬を用いても,血清尿酸値が8.0mg/dL以上の場合は,尿酸降下薬の投与開始を考慮する。治療中の血清尿酸値は6.0mg/dL以下に維持することが望ましい。
④原則として尿酸降下薬の選択は病型分類に基づいて行うが,腎障害の程度,肝障害の有無によって治療薬,投与量を慎重に決定する。また,尿pHの測定を行い,尿アルカリ化薬併用も考慮する。
「Key Words」高尿酸血症,無症候性高尿酸血症,高血圧,メタボリックシンドローム,慢性腎臓病