「Summary」尿酸はヒトにおいてはプリン代謝の最終産物であり,核酸のプリン塩基よりヒポキサンチン,キサンチンなどを経てキサンチン酸化還元酵素により主として肝臓で産生される。尿酸の体内プールは正常では1,200mg程度であり,1日あたりの産生量はおよそ700mgである。尿酸は尿中(1日およそ500mg),糞便中などから排泄され,産生,排泄のバランスが崩れることにより血清尿酸値の異常が惹起される。尿酸の測定法には還元法,酵素法,高速液体クロマトグラフィー法などがあるが,臨床現場で主として用いられているのは酵素法である。血清尿酸値の正常値には男女差(男性でおよそ4.0~7.0mg/dL,女性でおよそ3.0~5.5mg/dL)があるが,日本痛風・核酸代謝学会では男女とも7.0mg/dL以上を高尿酸血症と定義している。
「Key Words」プリン体,キサンチン酸化還元酵素,酵素法,高速液体クロマトグラフィー法,痛風