本論文は,米国の地域在住高齢男性を対象とした大規模多施設コホート研究Osteoporotic Fractures in Men(MrOS)studyのなかで収集されたデータを用いて,高齢者のフレイルと下部尿路症状(lower urinary tract symptoms;LUTS)の関連性について縦断的に解析した疫学研究である1)。近年,両者の関連性は多くの注目を集めており,さまざまな知見が蓄積されつつあるが,筆頭著者のBauer氏はこの領域で精力的に論文を執筆している研究者の1人である。